つばめ

さまざまのこと

近況

1月から期間雇用で勤めた会社を6月頭に退職した。

大手企業の地方のとある一部門だったけど、居心地が良くて、辞めないでいいなら辞めたくなかった。

短期パートを雇えば片付く程度の業務のために採用されたので、辞める一ヶ月前にはその業務は終えてしまいヒマな日も多かったのだが、面倒を見てくれる先輩が気さくでウマがすごく合う人だったので在職中はその人にかなり助けられた。

 

退職した翌日、夫と子を連れて九州へ。

実家には寄らず学生時代の友人に会うために友人の住む街へ向かうのが主な目的だった。

途中、母・姉夫婦・姪と合流して、出産以来会えていなかった姉と子を初めて会わせたり、姪が子を可愛がってくれたり、それなりに家族孝行が出来たのかなあ、と思った。

 

旅の後半、学生時代の友人に会いに行った。この友人とは卒業後やりとりをしない時期もあったが、2年前のコロナ禍はじめくらい、わたしの産後だったり彼女も流転的な生活でお互い暇な時間が多かったので、よく電話しあって近況を聞いたり子育ての悩みを聞いてもらって、最近はまた関わりが深くなったと思っていた。

 

ここ半年くらいの彼女は結婚を機に地元を離れ、今の街に越して最初こそ環境が変わったことで頻繁に話を聞いていたが、仕事も決まって土地にも慣れて生活に変化がだんだん無くなっていったのか、はたまた結婚式を控えて忙しかったためか、話をする頻度は減っていった。

その結婚式には出席する事が叶わなかった為、式を終えた半月後のタイミングで改めて会いに行くことにした。

結婚式では本人たちはとても忙しいし、いろんな人の相手もしないといけないだろうし、そこでは話したいことも話せないと思ったのも大きかった。

だから、会えることはとても楽しみだった。

けど、結論を言うと、楽しくなかったのである。

(思った、より。。)

久しぶりに友人と会ったらなんか違った…なんて所謂あるある話なんだろうが、わたしの中では今回ここがメインイベント、ぐらいに感じていたので、余計に落ち込んでしまった。

この旅全体にハプニングが多発していたことも手伝って、友人との再会がより期待はずれなものになってしまった。

 

会う前に連絡を取り合う中で、会う日は休めず仕事になったが、なかなかシフトが決まらないと言う友人に、それ自体は仕方ない事と思っていたけど、わたしはそこに一言、友人からの"ごめん"が欲しかった。

事前にできるなら1日空けて案内などしてほしいと伝えていたからだ。

でも、これまでの友人とのやり取りであまりそんな不満を露わにする場面がなく、どう伝えればいいか分からなかったのだ。

 

会った時にその時のことや、連絡を取り合う中で、何度か不安に駆られたり違和感があったことをさりげなく伝えたら、友人も何となく理解はしているらしかった。

「(結婚相手)と暮らしているうちにこうなったのかな」と。

 

そもそもこんな物言いしかできないわたしこそ失礼な友人だとは分かっている。

確かに会う際の希望は一度は伝えてあったが、少し時間が空いたので忘れてしまったんだろう。

結婚式のことでわたしとの予定の優先順位が下がってたんだろう。

それならそれで仕方ない。ただ、わたしの中にはそうでなかった友人の記憶があった。その記憶がある以上、今の友人を受け入れるには時間がかかる。

今回、友人は変わってしまったのかなと思ってしまったこと、本人も何となくそれは分かっていること、でもそれらはわたしにとっては本人に言うほどのことではないので、

誰にも言えずここに書く、なんてことに至る。

 

どうしたらよかったのか、いつかわかる日が来るんだろうか。